近年、LGBTQや男女以外の性別の存在が知られるようになり、就職活動の場においても「本来の自分で就活をしたい」という人が増えてきています。
※ 画像の虹は、LGBTQの象徴であるレインボーフラッグをイメージしています。
トランスジェンダーは男性の身体に生まれた女性、もしくは女性の身体に生まれた男性を指します。同一視されがちな「性同一性障害」は医学用語であり、「心と体の性別が一致していないと感じる障害」とされます。
トランスジェンダーとはまた異なるXジェンダーという性別があり、
・ 男女中間・中性、または男女の比率が 9:1~1:9
・ 日や場所、状況などによって性自認が変わる
・ 男性であり女性でもある
・ 男女どちらでもない、無性別
など、いわゆる「その他」の性別に該当します。
トランスジェンダーに比べてXジェンダーはあまり知られておらず、また男女二元論に必ずしも当てはまらない性別であるため、なかなか理解が進みにくいようです。
彼らの就職活動における悩みとしては、
・ どのスーツを着ていいのか分からない
・ Xジェンダーを知らない面接官が多く毎度のように説明を求められ、面倒な上に肝心の
志望動機や自己アピールの時間がなくなってしまう
・ 志望企業がある程度理解してくれてもその取引先はそうでないことも珍しくなく、
営業職などに配属されて結局自分の性別に合わない服装を求められる場合がある
などが挙げられます。
ただし、最近は服装の自由度が高い企業・職を探したり、メンズ・レディースのスーツを
組み合わせて着たりなど、解決の道も少しずつ作られてきているようです。
従来の固定観念や偏見・差別が解消されて、
少しずつでも理解が広まっていくといいですね。
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