今月6日、関東甲信越が梅雨入りしました。特に祝日やイベントもないこの時期を象徴するモチーフとしてよく見かけるのが、アジサイやカエルです。
今回は、そんなモチーフたちについて少し調べてみました。
●アジサイ
日本だけでなく欧米などでも広く栽培されている花で、国内では6~7月ごろに見頃を迎えます。鎌倉市などが名所として有名です。
花びらに見える部分は実際には「がく」と呼ばれる果実の「へた」にあたる部位で、花はがく(・・)の真ん中に非常に小さく咲いています。
品種にもよりますが、土が酸性の場合は青いが(・)く(・)、アルカリ性の場合は赤いが(・)く(・)と、リトマス試験紙とは逆の色変化をします。
毒性物質不明の有毒植物のため、取り扱いにはやや注意が必要です。
●カエル
田んぼや池などに住む両生類です。
気持ち悪がる人もいますが、その名前が「帰る・返る」に通ずること、冬にいなくなっても春になるとよみがえったように再び姿を見せ始めることなどから、日本では古来より縁起のいい生き物として親しまれてきました。また海外でも、豊作のシンボルや水耕の神と関わる存在、鳴き声で危機を教えてくれる守護神、復活の象徴など良いシンボルとして見ている国・地域は多いようです。
最近はペットとして飼育する人も増え、動画サイトやSNSではコミカルで可愛らしいカエルの写真や動画が数多くアップロードされています。苦手でない方は、ぜひ探してみてくださいね。
今月は、冒頭でも書いたように祝日もなく、また雨が多くてジメジメとした気候のためにどうにも憂鬱になりがちな方も多いかと思います。
疲れてしまったときや息が詰まったときは、屋外やネットの海に花や生き物、その他日常の小さな癒しを求めてみてはいかがでしょうか。
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